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大塚商会の株主総会 ~ ひと言で言って無風 [株主総会]

今週は水曜と木曜に株主総会。まずは水曜日の大塚商会から。

保有株としては新顔なので、株主総会も初めてです。買った頃のメモにも書いた通り好調な業績が続いていて、終わった決算期も問題無し、且つ増配。ということで、株主総会は無風のまま、40分ほどで終わりました。予想はしていましたが。

何百人と集まるような大企業の株主総会は、色々と趣向があったり、多くの株主が発言したりもするでしょうが、世の中で開催されている株主総会の殆どは、多分こんなものなんだと思います。この日も取引先企業なのか背広姿の株主と、元社員らしき株主の皆さんがほとんどで、初めから事業内容も会社の内情もご存知でしょうから、質問なんかそりゃ出ませんよね。私のようにどちらでもない株主は、多分数名のみでしょう。

でもこれじゃ、株主総会のメモに書くことが全く無くなってしまうので(笑)、一つ質問してみました。営業力が強味の大塚商会、販管費の多くは人件費であると思われますが、今後人件費が上昇したり、人材確保が困難になったりすることが考えられます。この点の見通しは如何でしょうか?

これに対しての回答。
販管費に占める人件費は約6割。
1人当たりの生産性は、重視している経営指標の一つ。社員数は3年ほど前から若干増員しているが、年+1%台と微増にとどまっており、賃金改定なども行っていない。

私は「見通し」を聞いたはずなんですが…。要するに、売上が伸びている時も人員の増加には非常に慎重である、ということが分かりますね。そう言えば前述の自分で書いたメモにも、一人当たり生産性への言及がありました。

総会が終わると、顔見知りらしい出席者たちは親しげに挨拶を交わし、和気あいあいと会場から去っていきます。車椅子でお出ましの高齢の男性のところには、人が何人も集まっています。先代の経営者だったりするのでしょうか。


ご参考 → 昨夏作成のメモ
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優等生 花王 ~何がなんでも増配継続~ [株主総会]

まず好感が持てるのは、株主総会の時期が早いこと。12月決算の総会の殆どが28~30日開催、特に30日は集中日で、この日に開催されると、出席したくてもほとんどできない、ということになります。その点21日というのは他社とぶつかる可能性が極めて低く、株主に優しい日程という印象。

総会会場への道すがら、地下鉄の駅の階段で、早くも何人ものおみやげハンターたちとすれ違いました。私はこういうことは、心が貧しい気分になるのでやらないけれど、花王の場合は経営的には許せる部類。なぜなら、配られているのは商品のサンプルという位置づけだからです。総会には出ないけれど、わざわざ投資先の商品サンプルを取りに遠くから足を運んでくれた、と思えばよいのです。

総会自体に変わった趣向も無く、とりたてて批判すべき点も見当たらず、優等生による優等生らしい株主総会でした。社長のプレゼンテーションは聴きやすく、業績は売上こそ微減ではありますが、為替の影響を除けば+3.2%と説明され、利益率もROEも向上。キャッシュフローも健全で、設備投資を十分賄っています。そして極めつけは、27期連続増配。配当性向はここ何年も50%を中心に推移していて、無理のない水準です。

中期経営計画では、この業種としては十分な成長意欲を示し、グローバルに存在感のある企業を目指す、と言っています。そう、グローバルな展開、という意味では、例えば格下だったはずのユニチャームの後塵を拝しているわけで、こんなに優等生の花王なのに、何となく物足りないと感じてしまうのは、正にここなのです。

そもそも遥か昔、多分20年ほども前に私が累投でこの株を買い始めた頃、Bioreなどの手ごろな価格の品ぞろえを持っていた花王に、私はとても大きな期待を抱いていたのです。中国が豊かになる過程で、きっと高成長するであろう、と。果たしてその後、中国は非常な高成長を遂げるのですが、花王の国際展開は、全然パッとしませんでした。買収したカネボウ化粧品が軌道に載らなかったばかりか白斑事件まで起こし、かかずらわっている間に、世紀の大チャンスをみすみす逃した感が拭えません。過去のことを言っても仕方がないのですが、どうしても毎回これに触れずにはいられません。グローバルな存在感へのこだわりは、自分たちが一番よくわかっているということなのだと思うことにしましょう。

企業理念として、真摯なモノづくりで「正道を歩む」というのも良いと思いますし、ステークホルダーに対しては、「何がなんでも増配継続」と、思い切った表現です。プレゼンの最後に見せられたイメージビデオは、ある小学校を舞台に、卒業を前に心を込めて学び舎を掃除しよう、という取り組みが紹介され、時節柄もあり、うちの息子の小学校が思い出されたりもして、うっかり涙ポロリと来てしまいました。

株主の質問、延々とありましたが、どれもそつなくきちんと回答されて、やはり優等生的。応援メッセージ的な発言も多かった。これだけ増配が続くと文句のつけようもないし、かく言う私も特段良い質問が思いつきません。なんとなく抽象的な話が多くなってしまって、長かった割に退屈なQ&Aではありました。最後の質問者が話し好きらしい御仁で、どうでもいいことを長々と話し始め、午後の予定も迫っていた私は、残念ながら途中退席したのでした。

「おみやげ品」の中から気になったものはこれ。泡スプレー式食器用洗剤。確かにおろし金や泡立て器なんかにはいいかも。

DSC_0629.JPG

→ 花王の株主総会 2013年3月
→ 花王の株主総会 2010年6月
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株主は株主でいてくれるだけで・・・ [投資スタイル]

君は君でいてくれるだけでいい、なんて、古いラブソングの歌詞にでもありそうですが、特別なことはしてくれなくていい、そこに居てくれるだけで十分、そういうことです。

株主になって良い会社を応援する、良い会社を支えて世の中を良くする、そういう考え方はもちろん素晴らしいし、私も多くの場合、保有株式についてはそう思って投資しています。株式投資をするにあたって、そうした意味づけが必要だと感じる人は多いかもしれません。日本では「株で利益をあげる」ということに、どうしても否定的なイメージが付きまといます。汗水たらさずに得られる利益には罪悪感を持つ人が多く、何らかの免罪符が必要なのでしょう。

でも本当は、株主は株主でいるだけで、株主としての社会的役割を果たし、それによって十分社会に貢献しているのです。特別に「良い会社」でなくっちゃ、とか、一生懸命応援しなくちゃ、とか思わなくてもよいし、企業を特定しないインデックス・ファンドであっても、その役割は果たされているのです。

なぜなら、株主は事業のリスクを負っているからです。企業が事業活動を行うためには資金が必要ですが、お金だけあっても事業はできません。事業に伴うリスクを、誰かが取らなければ、お金は事業活動に流れないのです。株主はその役割を果たしています。事業が不調ならば株価が下がって損失を被りますし、会社が潰れれば株式は文字通り紙切れになります。リスクの引き受け手がいるから、会社は事業活動を行えますし、その収益によって経済が成長するのです。

株主は、経済成長のリスクをとる、という重要な役割を果たし、その対価として収益を上げることが出来るのです。株主は株主であることにプライドを持って、投資すればよろしいのです。

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