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金利を予想するわけではない金利のセミナー [セミナー企画]

先日あるセミナーで、「金利」をテーマに話をしました。金利の先行きを予想する、なんて話ではありません。「経済」や「金融」と聞くとどうしても、難しい、分からない、と思って敬遠してしまう、そんな人を対象に、金利について基礎的なことを理解し、苦手意識を克服しよう・・・そんなセミナーです。

「金利商品」といえば一般に債券のことですが、普段は株式の事ばかり話している私が、なんでまた金利の話なのか。それは、なんと言っても金利こそが金融の基本だからです。金融業を加工産業に例えれば、金利は原料みたいなものだと思うからです。株式だって、金利と深く関わっています。

金融商品にはそれぞれ金利によって様々な条件が備わっています。運用商品であれば、利息がもらえたり、元本が成長したりするでしょうし、ローンであれば利払いが生じます。それらの金利は、違う商品、違う市場であっても、みんなつながっているのです。なぜなら皆同じ経済の中にあるからです。

金利がどうやって決まるのかは、大きく分けて2つの要素があります。一つは「経済成長」や「景気」。金利にとっては名目成長率が重要なので、「物価」の動きもこれに含まれます。景気が良くなる時、物価が上がる時に金利は高くなりますが、景気や物価はどういう経路をたどって金利に結び付くのか、考えてみたことはありますか?

そして二つ目の要素は「信用」です。「リスク」と言ってもいいでしょう。投資や融資先として考えると、信用の度合いが低い、つまりリスクの高い案件は、利回りも高くなります。危ない橋を渡るのだから、成功時には高い収益を上げさせてもらわなければ割に合わない、というわけです。ハイリスク・ハイリターンということですね。

こうした金利の決定する背景が分かっていて初めて、金融商品の評価が出来ることになります。同じ経済という背景があって、その上でつながっているから、違う種類の金融商品であっても、互いに比較しあうこともできるのです。

現状はゼロ金利と言われるように、景気や物価から与えられる金利水準は非常に低くなっています。金利が原料の金融業にとっては、謂わば原料の調達が困難な状況なのですね。そうは言っても、二つ目の要素によって、金利は機能しています。金融業というのは、「リスク」を測り、それに「金利という値段」をつけることこそが、重要な仕事であると思います。

タグ:金利
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