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NTTドコモの株主総会 ~ ドコモダケは何処へ [株主総会]

6月19日、NTTドコモの総会に出席しました。


日本のマーケットが必要以上に成長性に捕われ続けていることの象徴みたいな銘柄。ドコモの通信事業というのは通信インフラというすごく参入障壁の高いと思われる事業で、すでにある多くの契約者が放っておいても定期的にキャッシュを振り込んでくれるという、どう考えてもオイシイというしかない事業です。キャッシュが入って来るので財務的な問題もないし、配当は順調に増えています。自己資本比率73%もあってRoEが13%、配当利回りは今期予想で3.8%。アナリストの推奨というのは全然見ないので皆さんどうおっしゃってるか知りませんが、結論は論じるまでもありません。

そうは言っても、通信インフラの管理だけやっていればいいわけではなく、技術の進歩や新しいサービスの波に乗っていけるよう意欲的に頑張る、というのが経営者の務めです。総会での説明では、次世代5Gの通信網に積極的に取り組んで、2020年からサービス提供、新しい取り組みは、様々なパートナーと協働で創っていく「協創戦略」。通信事業にとどまらず、「dポイント」を国内最大のポイントプログラムにする、会員基盤を電話の契約者ではなくてdポイントの会員をベースに刷新して、デジタルマーケティングに活かす、といった話でした。

ポイントというものはユーザーにとってのおまけに過ぎないという位置づけで考えていたら、それ自体が将来ビジネスの一つの核となるかのように聞こえましたが、そういうことでいいのでしょうか。「おまけ」であればコストですが、ビジネスであれば利益が上がるんですよね?dポイントのパートナー企業から、ポイントの付与に応じて収入を得る、ということでしょうか。ポイントプログラムを通して、幅広く商流に影響を及ぼしたい、ということのようですが、その行きつく先に何を期待しているのか、あまりはっきりとは見えません。ただ、皆がその方向に向かって走っているから負けずに走る、という感じでしょうか。この辺りは質問しようかと思ったけれど、最後まで当たりませんでした。

株価が低迷しているのは何故だ、という質問がありました。確かに株価は特に上がってはいないけれど、こういうの、低迷っていうのかしら? 株価がぱあっと上がるような材料を提供しろ、という要求なんですから、毅然としていればいいものを、ご心配かけてすいません、とか答えている。謝る必要なんかないんですよ。ちゃんと配当殖やしてます、ROEも悪くありません、どうして皆さん買わないんでしょうね、とでもうそぶいていればいいのです。

そのほか海外戦略についてとか、楽天の携帯キャリア参入についてとか、良い質問もありましたが、残念ながらメモを残すに値するような回答ではありませんでした。真面目に答えてはいるのですが、あまり参考にならない答えばかり。

顧客対応についてのクレームがありました。そういう株主質問は聞いていても不愉快なのがふつうなのですが、今日のはとても冷静で説得力のあるクレームで、最後までしっかり聞いてしまいました。恫喝まがいの対応、本当ならひどいですね。こうしたクレームも想定してなのか、会場の別室に相談カウンターなるものが設けてありました。

一番気に入った質問は「ドコモダケが好きなんですが、ドコモダケは旅に出たと聞きました。どちらの方へ旅立ったのでしょうか。」・・・こういう質問をする人って、ウケる質問を一生懸命考えてくるんでしょうね。壇上の回答者、どなたも答えをご存知ないようでした。調査してHPに載せるそうです。

総会みやげはNTTの移動通信車のミニカーとチョロQ、ビッグバードみたいな鳥のマスコット。参加者の多い年齢層に合わせて、お孫さん用といったところ。家に帰って息子に「要らないよね?」と聞いたら、「もらう」と言って持って行った。高校生ですけど、いつまでも子どもです。

→ 2011年の株主総会

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